奥多摩やまめの生産振興を目指して、特産品としての奥多摩やまめの利用形態の拡大に取り組みました。食味試験により小型魚(200g)での通常ヤマメとの差別化が可能であり、冷凍品としても流通の可能性があることがわかりました。燻製の開発によりいろいろな大きさで付加価値を高めることが可能になりました。 実施機関: 奥多摩さかな養殖センター(委託) 事業課題名: 冷水魚優良種苗育成
現在、多摩川水系で釣獲されるアユは、琵琶湖産をはじめとして、大部分が他県より購入した放流魚ですが、漁業者・遊漁者からは、東京湾から遡上する天然アユ(略称:江戸前アユ)の増大要望が多くあります。そこで、江戸前アユの現状を把握するとともに、増やし、より活用できるようにするための方策を確立します。 実施機関:振興企画室 事業名:江戸前アユの活用研究
放流のための自動車の乗り入れが困難な山間部でのイワナ放流の省力化とコスト削減を目指した試みです。多摩川上流域で東京産イワナの発眼卵を1月に川底へ埋設放流後、7ヶ月から10ヶ月後に同一地点で採捕調査を行ないました。残存率は0.3%から1.0%と推定されました。この発眼卵による放流は、上流域の環境に適応したイワナを増やすうえでも効果的と考えられます。 実施機関:資源管理部 事業名:渓流魚の系統保存手法開発研究
マス類の養殖経営を脅かす魚病被害を軽減し、重大な魚病のまん延を防止するために、水産試験場では魚類防疫士という資格を持つ「魚のお医者さん」が魚病診断や防疫指導を行っている。魚病の早期発見・早期治療と防疫対策技術の普及により、養殖魚の安定供給と養殖経営の安定化が進んできた。 実施機関:奥多摩分場 事業名:魚病対策技術開発試験・魚類防疫体制整備事業
IHN(Infectious Hematopoietic Necrosis:伝染性造血器壊死症)はマス類にとって治療法のない重大なウィルス病であり、被害の最も多い魚病ある。東京都ではIHNウィルス感染試験による抗病系ニジマスの選抜育種を行っているが、今年度選抜4代目からの稚魚に死亡率0%という強い抗病性を有する群が得られた。 実施機関:奥多摩分場 事業名:魚病対策技術開発試験
放流用種苗の23%、放流後河川で回収した死亡魚の70%に冷水病外観症状が観察され、冷水病による減耗が不漁に関与していることが示唆された。冷水病菌は、蛍光抗体法により、鰓や外観症状を示す体表患部で高率に検出された。 実施機関: 奥多摩分場 事業名: 河川域魚類繁殖助長研究
「奥多摩やまめ」(全雌三倍体ヤマメ)の地域特産品化を目指し、普及・PR活動に取り組んだ。本年度は「奥多摩やまめ」料理教室を中心としたPRの取組によって、知名度の向上が図れ、多摩地域における「奥多摩やまめ」の需要が大きく増大した。 実施機関: 奥多摩分場 担当者: 城 智聡*・河西一彦・牧 茂・斉藤修二
養殖排水の浄化と副産物生産の両立を目的に、養殖場から恒常的に排出される通常排水を利用した植物栽培を試みた。野菜および花類を各3種ずつ栽培した結果、野菜1種を除く全種において、排水を浄化しながら副産物として生産が可能であることを確認した。 実施機関: 奥多摩分場 担当者: 中尾忠司・山川正己*1・山本貴道*2
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