節度ある漁業が培う明日の資源 伊豆諸島漁海況月報 |
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No.27 平成12年6月1日〜6月30日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
●海況 |
●概況 黒潮は、潮岬に接岸した後、上旬初めには、伊豆諸島西側海域で31′N付近まで蛇行した後、青ケ島・八丈島の東側を通り、三宅島付近まで北上した後、房総半島に接岸して流れた。黒潮の接近により北部海城は20〜24℃台を示した。 上旬末には、伊豆諸島西側の黒潮の蛇行は、東西に広がり、遠州灘から伊豆諸島海域では32°20′N付近を通り、青ケ島から同諸島に沿って北上した。新島〜三宅島付近に23℃台の黒潮系水が波及した。 八丈島の西方に20℃台の低水温域があり、これを迂回する形で黒潮は流れた。 中旬以降も、伊豆諸島海域の黒潮の蛇行は続き、青ヶ島の南(32°N付近)を通り、伊豆諸島の東側を北上した。伊豆諸島北部海域では黒潮系水の波及が弱まり20〜22℃台に降温し、下旬には21〜22℃台で推移した。八丈島西沖に引き続き20℃台、下旬には21℃台の冷水域が分布した。 黒潮流軸の表面水温は、三宅島付近で24〜25℃、八丈島付近で24〜26℃であった。 ●各島沿岸水温 北部海域では、黒潮系水の波及が強かった上旬に最高水温がみられ、平均水温は平年を上回った。 八丈島では、西側からの冷水域の影響を受けて、低水温で経過し、平年水温を下回った。 |
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●6月の平均・旬平均定置水温(℃) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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