旬魚探訪
「タカベの塩干し」
 6月のとある日、新島港に降り立った。港に止まっている若郷(わかごう)行きの村営バスに乗る。バスは町中でおばあちゃんを乗せたりしながら走っていく、やがて海岸沿いに眼下には海が広がる新しい道を登りトンネルをくぐり抜ける。道はいつしか下り始めると、山間に集落が見えてきた。新島の北に位置する、ここ若郷では古くから、タカベ漁が盛んで、神社やお寺の境内には、網を繕う人達の姿が絶えない。
 民宿で一緒になったおじさんは、夕食の時に「タカベの塩干しは知っているか?うまいぞ!俺は毎年50箱を買って知り合いに配るんだ。みんな美味しいって喜ぶんだよ!」と言って笑っていた。早速、若郷漁業協同組合を訪ねると、組合の婦人部の方が説明をしてくれた、まだ季節が早く今年の物はできていないとのこと。これからが旬の「タカベの塩干し」是非1度は食べてみたいものである。
 写真は、話しから想像して私が作ったものです。(笑い!)
食べ方は、そのまま焼く。昔から「海は身から、川は皮から」と言われているように、海で獲れた魚は身から焼き、川魚は皮から焼くそうだが、丸干しの場合この言葉はどうなるのかな?
タカベ写真

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