奥多摩分場ニュース
第51号  平成11年 2月22日
〒 198-0105  東京都西多摩郡奥多摩町小丹波720
TEL(0428)85−2028・FAX85−1509
第1回「奥多摩やまめ」の料理教室を開催
 去る2月10日、奥多摩町の協力を得て「山のふるさと村」で、奥多摩湖愛護会湖畔支部主催による第1回目の「奥多摩やまめ」の料理教室を行いました。当日は先ず、分場から「奥多摩やまめ」の特徴や安全性について説明したのち、参加者によって500g サイズの「奥多摩やまめ」を三枚に下ろし皮を引く実習を行いました。これまで、「塩焼き」が主な調理方法であったためか講師のアドバイスを受けながら、ネバネバした「奥多摩やまめ」に悪戦苦闘。真剣な中にも思わず笑いや冗談がでるなど和やかに行われました。
pic1.jpg  料理は時間の都合で各講師に作っていただきましたが、刺し身のほか、フライ、マリネ、ムニエル、柚子味噌をお腹に入れた焼き物、スパゲティ−、変わったところではキムチ和え、お茶漬けなど次々と出されました。
キムチ和え・お茶漬けは考えもしなかった一品ですが、どちらも好評で特に「キムチ和え」は簡単に出来る「酒の肴」に最高と専らの評判でした。参加者からは、料理方法の質問や、「寄生虫がいないことが分かって安心して刺し身に使える」「身の色は、むしろ白い方が「やまめ」らしくていいのではないか」 pic2.jpg
pic3.jpg また「脂があるのでタタキ風にしても使える」など真剣な意見交換が行われ、講師の本沢さんからは、「脂がのっていて塩焼きでも刺し身でも美味しい。料理範囲がさらに増える。三枚に下ろし皮を引いたあと冷凍すれば、2週間ほどは美味しく保存ができる」などの話がありました。
 水産試験場では、これからもこのような料理教室を多摩の各地域で開催し、地域特産品としての定着化を進めていきたいと考えています。
 料理教室を開催できる地域グループがありましたら、是非奥多摩分場までご連絡下さい。お待ちしております。
日 時  平成11年2月10日(水)10:00 〜13:00
場 所  「山のふるさと村」
主 催  奥多摩湖愛護会湖畔支部
講 師  坂村調理師・河村調理師
      本沢調理師・青柳調理師
参加者  27名(支部所属の民宿・旅館・飲食店)
アユ冷水病対策研究会が発足しました
 本研究会は、全国的なアユ漁業不振の原因究明のため、昨年8月に水産庁中央水産研究所を中心とした全国規模の研究会として発足したもので、発生状況や影響調査、予防・治療対策、防疫対策など幅広く調査研究を実施することになり、水産試験場も本研究会に参加しました。当場ではすでに昨年から、奥多摩漁協と協力して多摩川のアユ不漁原因調査に取り組んでいますが、調査に当たりましては今後ともよろしくご協力をお願いいたします。

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